タッチパネル方式別比較表

タッチパネルの方式による違いを比較表にまとめています。タッチパネルの方式にはそれぞれ長所と短所があり、用途や環境に応じたタッチパネル製品を選ぶことが大切です。ここでは弊社取り扱いタッチパネル製品のなかから、超音波表面弾性波、抵抗膜、赤外線、静電容量、投影型静電容量、投影型赤外線を比較しています。製品の導入や調達をご検討時にはご確認ください。

タッチ方式超音波表面弾性波
(SAW)
抵抗膜
「RT」
赤外線
「IR」
投影型静電容量
「PCAP」
特 徴パネル表面がガラスの為傷に強く、視認性も良い。 手袋入力可能。高耐久性、マルチタッチ2点まで。どのようなものでタッチしても反応する。表面がフィルムなので、破損しやすい、透過率も低い。 他に比べ安価。LED の発光部と受光部での構成のため、表示器表面の影響なし。逆にセンサー部と表示器に視差があるため、迷い誤入力しやすい。マルチタッチ可能。マルチタッチが可能。軽い操作にも反応。
透過率90%以上78%以上100%(ガラス付きの場合90%)90%以上
打鍵性能5千万回以上1千万回以上LED 寿命による5千万回以上
耐久性
操作媒体タッチペン、指、手袋タッチペン、指、手袋問わずタッチペン、指、手袋
対応サイズ~42型~21型~70型~43型
不適切場所雨・埃のある場所フィルムに傷がつく可能性がある場所。日光日光・虫・埃のある場所強電流が流れている近く、ノイズがある場所
主な用途産業機器・検査装置、金融端末、公共情報端末などPDA・FA・携帯型端末などATM、券売機、デジタルサイネージなど携帯型端末・カーナビ・自動販売機など
価 格

*超音波ゼロベゼルは超音波表面弾性波と同じです。
※下記では詳細を解説しています。

超音波表面弾性波方式タッチパネル「SAW」

超音波表面弾性波方式「SAW」は、抵抗膜方式の低い透過率を解消して、明るく視認性を良くするために開発されたタッチパネルです。
フィルムや透明電極を画面に張り付けない構造で90%以上の高透過率、表面のガラスによって静電容量方式以上の耐久性や耐傷性を確保し寿命は5千万回以上、手袋で入力も可能です。また、表面はクリア、アンチグレア、強化ガラスに対応が可能なタッチパネルです。

超音波表面弾性波方式タッチパネル「SAW」の詳細を読む

抵抗膜方式タッチパネル「RT」

抵抗膜方式「RT」は、低コストで導入でき、4線式の場合でも1千万回以上の寿命です。指でもペンでも入力が可能で、マルチタッチができるタッチパネルです。
抵抗膜方式はゲーム機、初期のスマートフォンやカーナビなど一部の販売機に使われている仕組みで、2枚の「電気抵抗のある膜」が触れたことで発生する電気の電圧を計測することによって位置を検出します。「感圧式」と呼ばれる事もあります。

タッチパネル抵抗膜方式「RT」の詳細を読む

投影型赤外線方式タッチパネル「PIT」

投影型赤外線方式「PIT」は、超薄型ベゼルで最小値2.0mm×4.0mm(HxM)、優れたパフォーマンスです。
また、高画質が表示可能な高透過率、指でもペンでも入力が可能な画面全面タッチができます。
ATM、券売機、デジタルサイネージ、医療分野、公共端末(KIOSK)等の用途にご利用頂けます。

タッチパネル投影型赤外線方式「PIT」の詳細を読む

赤外線走査方式タッチパネル

赤外線走査方式は従来の超音波表面弾性波方式の特長をベースに、画面とベゼルの段差がなくフルフラットなデザインです。これによって、上質な外観が出来上がり、メンテナンスがより簡単、更にマルチ22も対応可能です。
また、トランスデューサと反射アレイは裏面に設置するため、表面全体タッチすることが可能です。

タッチパネル赤外線走査方式の詳細を読む

投影型静電容量方式タッチパネル「PCAP」

投影型静電容量方式「PCAP」は、触れるだけで反応する軽い操作感でマルチタッチ最大10点が可能になっています。
高級感のある見栄えを実現、堅牢性、耐湿温に優れ、紫外線の影響を受けません。

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超音波方式ゼロベゼルタッチパネル

超音波方式ゼロベゼルは従来の超音波表面弾性波方式の特長を活かし、画面とベゼルの段差がないフルフラットなデザインになっています。このため上質な外観となり、メンテナンスがより簡単になりました。従来の超音波表面弾性波方式の特長を活かし、画面とベゼルの段差がないフルフラットなデザインになっています。このため上質な外観となり、メンテナンスがより簡単になりました。

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