タッチパネル製品一覧です。「超音波表面弾性波」、「抵抗膜」、「投影型静電容量」、「赤外線」、「投影型赤外線」の各種をご案内しています。製品にはそれぞれ長所と短所があり、用途や環境に応じた製品を選ぶことが大切です。製品の導入や調達をご検討時には、ご連絡いただければご説明を差し上げます。お気軽にご連絡ください。
製品の価格や技術的なご質問は、お電話か問い合わせフォームより、まず弊社営業担当までご連絡ください。タッチパネルのカスタム対応やソリューションのご提案もお任せください。

タッチパネルを解説

タッチパネルとは、液晶の表示装置とパッドのような位置入力装置を組み合わせた電子部品であり、画面上の表示を押すことで機器を操作する入力装置です。主に直感的に扱えることを要求する機器に組み込まれる事が多く、接触画面などとも呼ばれることもあります。

タッチパネルを採用することで、いくつもあるボタンの代わりに一体化された1つの部品にできるため、構造がシンプルで防水や防塵処理も施しやすくなるメリットがあります。 また、部品数が少なくなり、機械的な稼働部分も減るため、耐久年数のバラつきが少なくなります。私たちの日常でもスマートフォンをはじめとするデジタル機器、銀行のATMや駅の切符販売機、コンビニのキオスク端末、量販店のデジタルフォト印刷機、図書館の情報端末、コピー機、カーナビなど、タッチパネルに触れる機会は多くなっています。

様々な環境に導入されるようになったわけですが、例えばどんなどころで使われているのか見てみましょう。

  • 公共施設:銀行ATM、券売機、金融機関の無人受付機器、検索型の観光案内機器
  • FA:機器の操作部、製造工程管理システム
  • OA:パソコン、コピー機
  • 車載:ナビゲーションシステム
  • 店舗:POSシステム
  • 医療:在宅医療機、人工透析機、血液分析機

もし、タッチパネルがなかったらキーボードによる操作が必要になってしまい、不慣れな人にとっては非常に扱いずらい機器になっていたかもしれません。

タッチパネルの種類

超音波表面弾性波

超音波表面弾性波は、抵抗膜方式の低い透過率を解消して、明るく視認性を良くするために開発されました。
フィルムや透明電極を画面に張り付けない構造で90%以上の高透過率、表面のガラスによって静電容量方式以上の耐久性や耐傷性を確保し寿命は5千万回以上、手袋で入力も可能です。また、表面はクリア、アンチグレア、強化ガラスに対応が可能になっています。

抵抗膜

抵抗膜は、低コストで導入でき、4線式の場合でも1千万回以上の寿命です。指でもペンでも入力が可能で、マルチ操作ができます。
ゲーム機、初期のスマートフォンやカーナビなど一部の販売機に使われている仕組みで、2枚の「電気抵抗のある膜」が触れたことで発生する電気の電圧を計測することによって位置を検出します。「感圧式」と呼ばれる事もあります。

投影型赤外線

投影型赤外線は、超薄型ベゼルで最小値2.0mm×4.0mm(HxM)、優れたパフォーマンスです。
また、高画質が表示可能な高透過率、指でもペンでも入力が可能な画面全面操作ができます。
ATM、券売機、デジタルサイネージ、医療分野、公共端末(KIOSK)等の用途にご利用頂けます。

赤外線走査

赤外線走査は従来の超音波表面弾性波方式の特長をベースに、画面とベゼルの段差がなくフルフラットなデザインです。これによって、上質な外観が出来上がり、メンテナンスがより簡単、更にマルチ22も対応可能です。
また、トランスデューサと反射アレイは裏面に設置するため、表面全体操作することが可能です。